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ダウン症の子どもの総合教育
 
 保育園や幼稚園で、健常者といっしょに保育を受けることを「総合教育」と呼びます。子どもは、ことば、運動、人との関係など、直接体験を通して学習します。

 ダウン症の子どもは一般的に、人とのかかわりを求めます。ほかの子どもをよく見て、まねをすることも上手です。健康状態が良好で、受け入れ側の条件がととのえば、総合教育は、ダウン症の子どもに適しているといえます。

 このように、総合教育が、ダウン症の子どもによい影響をもたらすためには、保育園や幼稚園側が受け入れるためにどのようなことに配慮をしているかが大切になります。

 そのためには、親の会などで話を聞いたり、実際に園を見学してみるようにします。特に、実際に園を見学することは重要です。そこで保育方針や保育内容についての話を聞き、子どもの様子、保育者の子どもに対するかかわり方などをよく見ておきます。

 現在は、保育所と通園施設も両方への通園が可能です。また、専門機関から、発達指導員を保育所に定期的に巡回指導させる自治体もあります。