タバコの害

タバコを止める!禁煙のコツ

こんなにあるタバコの悪影響

 タバコが身体に与える悪影響はあなたが想像するよりもはるかに大きいものです。まず、タバコは運動機能を低下させます。喫煙により、血液中のヘモグロビンに一酸化炭素が結合し、酸素の運搬能力が落ち、体が酸欠状態になります。また、喫煙は老化に伴う肺機能低下を進め。運動時の息切れや咳、痰などの症状が慢性化してしまいます。
 タバコを吸う人は5年ほど老化が早まるといわれています。タバコの影響を受けやすい人であれば15年も早く老化する場合もあります。また、タバコを吸う人で「最近肌の衰えを感じるようになった」という人がいればすぐに禁煙するべきです。
 肌の弾力がない、さえない色の皮膚、肌荒れ、シミなど多さ、特に女性の場合は化粧のノリが悪いと感じたら要注意。早めの禁煙が美肌の維持には最も大切です。エステに通っても、高価なクリームでマッサージをしても、タバコを吸ってしまったら水の泡になります。
 喫煙が体に与える害はそれだけではありません。タバコによりのどや鼻の粘膜の抵抗力が弱まって、風邪や病気に対して抵抗力が弱まります。さらに、タバコの煙により気管の中の粘液せん毛の働きが止まってしまいます。すると、呼吸に伴い肺に入ってきたほこりや細菌などのごみは、体の外に出されにくくなってしまい、気道感染を起こしやすくなり、痰が慢性化してしまいます。タバコの煙には粘膜を刺激し傷める物質がふくまれているため、花粉症による目や鼻やのどの症状も喫煙によって悪化します。
 また、タバコは生活面にも大きな影響を与えます。例えば、食事があります。喫煙者には嗅覚の低下や、甘さや辛さを感じなくなるなど味覚の低下も起こります。グルメの人に禁煙は絶対必要です。そして、あなたの喫煙はあなただけでなく家族の健康をもむしばみます。家庭での喫煙は「間接的な他殺」とさえいわれているのです。