禁煙のコツ

タバコを止める!禁煙のコツ

苦しい7日間を乗り切る!

 禁煙の成否を左右する、最初の7日間をどうのりきれるかについて考えてみましょう。禁煙を始めると、最初の7日間が最も苦しく感じられるはずです。身体的、精神的なニコチン依存のためにイライラ、吸いたい、怒りっぽくなる、眠い、だるい、集中力が出ない、などの離脱症状が最も強くなるのがこの時期だからです。今は多くの禁煙グッズなども市販されていますので、比較的手軽にニコチン代謝療法が使え、離脱症状を和らげることができます。

 最初の7日間のうち、ニコチンが体からどんどん出て行く2〜3日目は、特に離脱症状が強く表れます。それでも、ほとんどの離脱症状は、1週間から2〜3週間で消えていきます。また、それまで吸っていたタバコと決別して間もないわけですから、精神的にも少し不安定で、ストレスを感じやすい時期でもあります。無意識にタバコに手がのびるなど、吸いたくなることはわかっています。しかし、あわてることはありません。その場合はできる限り気をそらすようにします。
 
 
対処法は、水やお茶を飲む、深呼吸をする、野菜スティックなどをたべる、昆布をしゃぶる、場所を変える、散歩や軽い体操をする、など何でもかないません、とにかく「吸いたい、吸いたい」という気持ちから気をそらすことが一番です。同時に、特にこの時期は、誘惑の多い場所や状況を避けるようにしてください。例えば、禁煙者のそばには近づかない、禁煙の施設を利用する、飲み会にはいかない、などです。禁煙開始1週間は、ただでさえ喫煙の要求が強くあり、ストレスのかかる時期ですので、それを助長させるような状況に自分をおかないことです。