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COPDの在宅酸素療法

 
 COPDでは、肺のガス交換の働きがいちじるしく低下して、血液中の酸素が不足した状態(呼吸不全)になることがあります。

 その不足した酸素をおぎなうため、酸素を吸入するのが「酸素療法」です。以前は、この療法は入院してうけるものでしたが、現在では「在宅酸素療法」といって、自宅で行うことができるようになりました。

 酸素療法を行うと、全身に酸素がいきわたり、心臓をはじめとしたさまざまな臓器の負担が軽減されて、酸素療法を行わない場合よりも長生きできることがわかっています。

 また「生活の質や運動能力を改善する」、「憎悪による入院を減らす」などの効果も期待できます。在宅酸素療法と聞くと、家で静かに療養・・、と思うかもしれませんが、酸素ボンベなどを携帯して吸入しながら、運動を行ったり、外出も旅行も楽しむこともできます。