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COPDと上手に付き合っていくには

 
1.病気をよく理解する
 COPDはどんな病気か」、「自分の場合はどんな状態で、どんな治療法があるのか」、「生活上の注意点は何か」、「自分には?存症があるのか」などについて理解することが大切です。納得して治療を受けるためには、自分自身の病気についてよく理解しておくことが不可欠です。


2.禁煙が不可欠
 COPDには喫煙が原因となっていることが多く、治療をするうえで完全に禁煙することが不可欠です。禁煙できない人は酸素療法を始めることができません。禁煙できない人は、禁煙外来を受診するなどして禁煙を実行しなければなりません。


3.運動療法を行う
 多くの生活習慣病で「適度な運動」が治療の大切な柱になっていますが、COPDでも同様です。日課として、ウォーキングなど、軽い運動を継続することが大切です。


4.栄養療法
 多くの生活習慣病の治療で「食生活の改善」が指導されますが、COPDでも食生活の改善は重要です。軽症のCOPDでは肥満が多く、エネルギーのとりすぎ、脂肪や糖分のとりすぎに注意しなければなりません。


5.薬物療法
 処方された薬を毎日正しく使うことは非常に大切です。薬を飲み忘れたり、吸入薬を正しく吸入できていない、薬の使い方が自己流になっている、などにならないように気をつけましょう。また、吸入器は容器によって吸入法が異なるので、時々、正しく吸入できているか確認してもらいましょう。


6.憎悪の予防
 COPDは慢性の病気ですので、長くつきあっていくことになります。その間にはかぜをひいたりして病状が悪化することもあるでしょう。このような憎悪をくり返すと、病気が進んでしまいます。どんなときに憎悪を起こすかをよく知り、しっかり予防対策をすることが大切です。