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COPDの原因は

 
 COPDは中高年に多い肺の病気です。その最大の原因はタバコの煙です。喫煙者の約20%がCOPDになるといわれています。

 タバコの煙にはニコチンやタールなど200種類以上の有害物質が含まれています。喫煙を続けていると、年々肺の機能が低下して、高齢になってCOPDを発生する率が高くなってきます。

 肺の機能は非喫煙者でも年齢とともに徐々に低下してきますが、喫煙者ではその低下の度合いが極端です。

 また、他人の吸うタバコの煙を吸い込む「受動喫煙」も、COPDの原因のひとつとなっています。身近に喫煙者がいる場合は注意が必要です。

 さらに、タバコの煙だけではなく、ほこりの多いところでマスクなしで働いている人、煙をくり返し吸うような職場で働いている人もCOPDの危険にさらされています。

 COPDはこのように、喫煙という生活習慣と深くかかわって、慢性的に息切れが続くため「肺の生活習慣病」とも言われています。