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COPDの治療は生涯続く

 
 健康な人でも、加齢にしたがって肺の機能は徐々に低下していきますが、COPDで広い範囲の「肺胞」がこわれて、気管支の細い部分が変化すると、肺の機能は極端に低下してしまいます。

 残念ながら、一度破壊されて、変化した肺をもとの状態にもどす方法はありません。しかし早めに病気を発見して、治療を続ければ症状を和らげたり、病気の進行を遅くすることができます。また肺の機能が低下するスピードも同年代の人に近づけることができます。

 COPDは「肺の生活習慣病」といわれる慢性の病気なので、治療は長期間にわたって続きます。医療機関を受診する日も含めて毎日、病気と向き合い自分にあったセルフケアを行っていくことになります。