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COPDは肺の生活習慣病

 
 COPDはおもに、長期間にわたる喫煙が原因で、肺に炎症がおこり、肺の中の空気の流れが悪くなる病気です。

 COPDは長期間の喫煙により発症するので、その数は40歳代から徐々に増え始め、60歳代、70歳代で急激に増加していきます。

 社会の高齢化が進む中で、これから増えていくと予想されます。2009年の調査では、COPDは男性の死亡原因の第7位になっています。


 このように多い病気ですが、COPDで病院にいく人が少ないのは、せきやタンが出ても、「かぜをひきやすい体質」と思っていたり、息切れがあっても「年のせい」と思っているためと思われます。

 しかし、COPDは徐々に進行する病気ですので、進行してくると、日常生活のなんでもない動作でも息切れするようになります。また、外出も思うようにできなくなって、寝たきりになることもあります。

 しかし、COPDは絶望的な病気というわけではありません。早期に治療を開始することで、症状を和らげることができ、生活に支障がでることもありません。COPDは治療ができる病気です。