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COPDの症状

 
 COPDは喫煙をはじめてから20年目頃から危険になるといわれています。20代から喫煙している人では40代になると危険になります。

 初めのころのおもな症状はタンやせきですが、ごくありふれた症状なので見逃されることが少なくありません。

 喫煙者はせき込みながらタバコを吸ったり、かぜでもないのにタンが出たりするようになります。そして、だんだんせきとタンのでることが多くなり、やがて息切れが現れます。


 特にCOPDでは、階段や坂道を上るときなどに息切れが強くなっていきます。こうして徐々に息切れが悪化して、途中で休んで呼吸をととのえる必要が出てきます。

 さらに進行していくと、せき、タン、息切れなどの症状が急に悪化する「憎悪(ぞうあく)」という一時的な症状が出るようになります。憎悪は年に数回起こり、適切な治療を行わない場合は急激に悪化していきます。

 憎悪をくり返すと肺の機能が急激に低下して、それが全身のさまざまな臓器の病気を起こす原因となります。