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COPDの治療は

 
 COPDは「タバコ病」といわれるくらい喫煙が関係していることが多いため、まず治療には完全に禁煙することが不可欠です。

 ところが、なかなか禁煙できない人も少なくありません。長い間喫煙している人が禁煙すると、血中を流れるニコチン濃度が下がり「イライラする」、「集中できない」、「眠れない」などの離脱症状があらわれ、がまんできなくなります。

 自分だけの努力で禁煙が困難な場合には、禁煙補助薬を利用したり、医療機関の「禁煙外来」を利用するのがよいでしょう。

 禁煙補助薬にはニコチンガムやニコチンの貼り薬(ニコチンパッチ)などがあり、これらは薬局で購入できます。

 医療機関での禁煙外来で、ニコチン依存症と診断されると健康保険が使用できます。しかし、その期間は開始から12週間で、一度禁煙に失敗すると1年間は健康保険が利用できませんので、決心がついてから受診するのがよいでしょう。