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痛風の症状・原因・治療

痛風の症状・原因・治療

痛風はこうして進行する

痛風は高尿酸血症から始まります。尿酸値の高い状態を放置しておくと、やがて痛風を発症し、さらに進行して慢性化すると痛風結節というこぶが出来てきます。慢性化すると高血圧や糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病や、腎障害を合併することになります。高尿酸血症から痛風へと進行するプロセスには大きく分けて次の3つの病期があります

無症候性高尿酸血症期

健康診断などで「尿酸値が高い」という結果が出ているが、痛風などの症状が現れていない時期です。自覚症状はまったくなく、痛風を前にした「嵐の前の静けさ」ともいえる時期。

間欠性痛風発作期
何の前ぶれもなく、ある日突然、痛風の強烈な痛みに襲われる。痛さは2週間ほどでおさまるが、尿酸値が高い状態が解消されたわけではなく、治療せずにほっておくと、発作を繰り返すことになる時期

慢性結節性痛風期
間欠性痛風発作期に適切な治療を行わないで放置しておくと、やがて痛みが慢性化してくるとともに、ゴツゴツとして硬いこぶ状の痛風結節が出来たり、高血圧や糖尿病などの生活習慣病や、腎障害などの合併症を併発する危険性が高くなる時期。