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痛風の症状・原因・治療

痛風の症状・原因・治療

痛風と似ている病気

痛風と症状が似ていることから、間違われやすい病期に「関節リウマチ」、「変形性膝関節症」、「偽痛風」「外反母趾」があります。

関節リウマチ
症状に関節痛があることから痛風と間違われやすい病気です。関節リウマチは女性に多いという特徴があります。さらに、貧血や倦怠感、疲労感、微熱、体重の減少など、痛風には見られない全身的に症状があります。痛風はひとつの関節だけが痛む単関節炎ですが、関節リウマチは、いくつかの関節が同時に、または次々と痛み出し、左右対称に痛むこともあります。痛風の痛みは激痛ですが、関節リウマチでは、手指や足指の痛みがじわじわと長く続き、やがて全身へと広がります。

変形性膝関節症
膝の関節が腫れて水がたまります。この病気の主な原因は老化です。年をとると関節の骨をおおう軟骨の水分が減少して磨耗してきます。このため、骨と骨が直接、接するようになり、変形して痛みが出てきます。ただし、痛みは痛風ほどではなく赤くはれ上がることもありません。しかし、痛風と違って痛みが自然とおさまっていくことはありません。膝に負担をかける仕事や長くスポーツをしてきた人、肥満の人に多いといわれています。

【偽痛風
痛風によく似た関節炎を起こします。痛風の原因は尿酸ですが、偽痛風はピロリン酸カルシウムという物質が関節や軟骨にたまるのが原因です。関節炎の起こる部位は、膝や足首などの比較的大きな関節が多くなります。痛みは発作的に起こることがあります。高齢者に多いのが特徴です。

外反母趾
痛風と同じように足の親指の付け根が痛みます。足の親指が人差し指のほうに極端に曲がり、親指の付け根の関節でクッションの役割を果たしている滑液包が、靴と骨にはさまれて圧迫されたり、こすれたりして炎症を起こします。