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仮面高血圧とは

 仮面高血圧とは、病院や診療所で測る血圧値は正常でも、家庭や職場などふだんの生活のなかで測ると高い値を示す人がいます。このようなケースはほんとうは高血圧なのに、病院では正常血圧という「仮面」をかぶっているようにみえることから、「仮面高血圧」と呼ばれます。
 
 近年、誰でも簡単に計れる電子血圧計が普及したことで、このような状況が予想以上に多いことがわかってきました。医師が測定するときは正常値を示すということは、時には治療すべき患者が見逃されていたりすることもあるわけなので、健康診断等で適正値と診断されても必ずしも安心はできないということでしょう。

 
 仮面高血圧にはいくつかの種類があります。代表的なものには、就寝中は正常な血圧なのに眠りから目ざめる頃にかけて急激に血圧が上昇するタイプの「早朝高血圧」。夜間の睡眠中にも血圧が下がらず、朝も高いままの状態が続く場合や、夜間になって血圧が上昇するタイプの「夜間高血圧」があります。特に、夜間高血圧は高血圧が続いている時間が長いぶん、血圧が血管や心臓に与える負担も大きくなり、脳卒中や心筋梗塞で夜間に突然死する危険性が高まります。


その他、早朝や夜間などの血圧は正常なのに、職場で仕事をしているときや、家庭で家事や育児、介護などをしているときに血圧が上がるタイプの「職場高血圧」があります。職場や家庭でのストレスにさらされて血圧が上昇するもので、肥満の人や、家族に高血圧の人がいる場合に多いという特徴があります。


 
 




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