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いびきをかきやすい人

鼻の病気がある人
 アレルギー性鼻炎や蓄膿症など、鼻に病気があると鼻がつまりやすく、どうしても口で呼吸しがちです。口呼吸をするといびきをかきやすくなります。子どもに多くみられる扁桃肥大やアデノイド増殖症の場合も気道が狭くなります。

鼻、あご、のどに構造上の問題がある人
 だんご鼻の人は鼻翼が厚いので、いびきをかきやすくなります。また、鼻筋が曲がっている人は、どちらか一方の鼻がつまりやすく、口呼吸となりがちなため、やはりいびきをかきやすくなります。
 下あごが小さく、後退している人も要注意です。最近の女性は小顔にあこがれるようですが、小顔の人は概して下あごが小さく、舌のおさまるスペースも小さいため、舌がのどに落ち込み、気道を狭くしてしまいます。この場合、いびきだけでなく睡眠時無呼吸症候群にもなりやすいといわれています。
 また、鼻が悪いわけでもないのに、いつも口が半開き状態になっている人がいます。こういう人は日常的に口で呼吸するクセがついてしまっているので、睡眠中も必ずといっていいほど口呼吸になり、いびきをかきやすくなります。

肥満体型・猪首型首の人
 太っている人はおなかや手足だけでなく、いたるところに贅肉がついていて、口腔内やのどの奥、さらには舌まで太ってしまいます。そうなると当然空気の通り道が狭くなり、いびきでやすくなります。また、首が太くて短い猪首型の人は典型的ないびきタイプです。脂肪や筋肉によって気道が狭くなっているからです。

年をとって筋肉がゆるんできた人
 若いころはお酒を飲んだときくらいしかいびきをかかなかったのに、年をとったら毎晩のようにいびきをかき、家族からうるさがられるということが多くなります。これは年をとるにしたがって呼吸筋を含む筋肉が緩んできて気道が狭くなるのが原因です。

仰向けやバンザイ型で寝る人
 いびきは寝るときのクセにも関係してきます。いびきをかく人はたいてい仰向けに寝るタイプです。仰向けで寝ると重力の影響で舌がのどに落ち込み、気道が狭くなるため、いびきをかきやすくなります。
 とくに高い枕を好む人は、あごを引いた姿勢になり、背が圧迫されて気道がふさがってしまいます。同様にバンザイをするように手を上げて眠る人も首が圧迫されて気道がふさがりやすく、いびきの原因となります。