いびきは本人には自覚症状がなく周りの人から指摘されて初めて気づくというケースがほとんどです。自分が気づかないうちに周りに迷惑をかけていると思うと、神経質な人は夜も安心して眠れず、本人にとっては深刻な悩みです。
いびきは睡眠中の異常呼吸音であり、いびき自体は必ずしも病的なものとは限らす、どこの医療機関でも治療の対象として扱っているわけではないため、その悩みをだれにも相談できずに困っている人が多いのが現状です。
いびきには睡眠中の比較的安定した呼吸時に見られる「単純いびき」と、寝ている間に気道がふさがって一時的に呼吸が止まる閉塞性無呼吸症状を伴う「いびき症」の2つがあります。
現在では、一時的に呼吸が止まる閉塞性無呼吸症状を伴う「睡眠時無呼吸症候群」の危険が指摘され、この危険な「いびき症」に関しては病気として扱われるようになりました。
年齢別にみると、いびきをかく人は40代男性では約80％と最も多く、次いで60代男性の約70％となっていますが、いびきをかく人は年々増えていく傾向にあります。その原因としては、肥満体型の人が増えていることと、ストレスや疲れを感じる人が増えていること、だと考えられています。
一方、女性でいびきをかく人は約15％と割合すくないのですが、女性の場合は羞恥心からいびきをかくことを人に知られたくないということもありますので、少なくなっているとも考えられます。 |
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