HOME  

食事でアルツハイマー病を予防する

 
ビタミンE、Cを多く摂る
 ビタミンEやCには、抗酸化作用が強くあります。酸化されている物質を還元して、元の状態に戻す作用があるために、中程度のアルツハイマー病の進行を抑えるといわれています。

 ビタミンEは脂溶性のビタミンで、植物油に豊富に含まれています。コエンザイムやビタミンCと一緒に摂取すると、ビタミンCがビタミンEの抗酸化作用を高めてくれるのでより効果的です。


魚をたくさんたべる

 サバ、イワシ、サンマなどの青魚に多く含まれるドコサヘキサエン酸(DHA)やエイコサペンタエン酸(EPA)は悪玉コレステロールを減らす効果があります。

 エイコサペンタエン酸(EPA)は脳の炎症を抑えて、痴呆の発症を防ぐ効用があり、ドコサヘキサエン酸(DHA)は血液が凝固するのを防ぐ効果があります。

 ウナギやマグロのトロ、ハマチや真鯛にも含まれています。魚の脂肪は酸化されやすいので鮮度の高いものを選ぶようにします。


塩分を摂りすぎない

 塩分の一日の摂取量の目安は10グラムとなっています。塩分を摂り過ぎると認知症の原因となる高血圧になりがちです。

 日本人は、味噌汁や漬物、焼き魚、煮物などをよく食べますが、これらは調味料に味噌や醤油を使っています。味噌や醤油には塩分が含まれていますので、塩分を摂り過ぎないように、料理は薄味で仕上げるように気をつけましょう。


緑黄色野菜を積極的に食べる

 ほうれんそう、にんじん、ブロッコリー、かぼちゃ、小松菜などの緑黄色野菜には、血液をサラサラにする物資がふくまれていますので、積極的に食べるようにします。


赤ワインを適度に飲む

 赤ワインが認知症に効果があるということはよく知られています。赤ワインに含まれるポリフェノールの一種「レスベラトロール」が、胃の知覚神経を刺激して、それが脳へと伝わり、短期の記憶や学習機能に関わる脳の器官「海馬」の神経細胞の機能が改善したり、再生したりすることがわかっっています。適量はグラス2、3杯程度です。


サプリメントが効果的

 アルツハイマー病に有効であるといわれるサプリメントにイチョウ葉エキスがあります。

 フラボノイドなど多様なポリフェノールが含まれ、酸化ダメージから神経細胞を守る作用があります。海外では治療薬とともに服用されることが多く、日本では健康食品として市販されています。



寝る前にコップ一杯の水を飲む
 高齢者は夜中にトイレに起きるのが嫌で、水分を控える傾向にありますが、血液粘土は夜中から明け方にかけて上昇しがちです。

 ですので、寝る前にコップ一杯の水を飲むことは脳血栓の予防になります。また日常でもこまめな水分補給を心がけるようにしましょう。