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こんな症状はアルツハイマー病の前兆かも・・・

 
アルツハイマー病の要注意のサイン
 アルツハイマー病は、脳の神経細胞が変質する病気です。そのため、これまで身につけてきた知的機能が低下していき、日常生活に支障をきたすようになります。

 たとえば、当然しているような常識的な知識を忘れたり、簡単な計算ができなくなるのもその一つです。

 また、ものごとを理解して、実行する能力が低下するので、仕事や家事などの段取りが悪くなり、失敗が目立つようになります。このように、日常の生活のなかでさまざまな兆候が現れます。


新聞の内容が頭に入らない
 これまで読み続けてきた新聞が読めなくなった、内容が頭に入らなくなったというのは要注意です。物事への関心、意欲を失っているとみられ、うつ状態におちいっている可能性もあります。


昨日観た映画の内容が思い出せない
 これは単なるもの忘れではありません。記憶が正常であればこのようなことはありません。1日たって、映画の内容を忘れてしまうのは、記憶に障害が出始めている前兆の可能性があります。


読んだ本の内容を忘れる
 昨日読んだ本の続きを読もうとしたとき、内容が思い出せない・・。複雑な内容の本であれば、途中で何ページかもどって筋立てや内容を確認するのは普通のことでが、読み進んでも意味が理解できず、展開がわからなくなるのはアルツハイマー病の前兆かもしれません。


「あれ、これ、それ」を連発する
 話のなかに「あれ、これ、それ」が多くなるだけでは認知症とは言えませんが、アルツハイマー病になると、話をしているスピードに、記憶を引き出すスピードがついていけなくなります。そして、話す言葉が少なくなり、限られた言葉しか出てこなくなります。


言葉が出てこない
 ストレスが重なったり、寝不足が続いたりすると脳の機能が低下して、もの忘れ、言葉がでないことがあります。

 しかし、思ったことが言葉として出てこなかったり、話す言葉自体が頭にうかんでこなかったりする場合は、アルツハイマー病や、脳梗塞の前触れということもあります。



物を置き忘れる
 単なる物忘れはアルツハイマー病ではありません。しかし、しまい物や、置き忘れが頻繁にあり、いつも探し物をしているような状況ならアルツハイマー病の心配があります。


新しいことを覚えられない
 記憶の仕組みは3つの要素に分けられます。「新しい経験を覚える」、「覚えたことを保持する」、「覚えたことを再生する」です。

 アルツハイマー病をはじめとする認知症は最初に「新しい経験を覚える」ところが衰えます。つまり、新しいことが覚えられなくなります。



ものを忘れている人

同じ物を二重に買ってしまう
 アルツハイマー病を発症すると、買い物で同じものをいくつも買ってしまったり、また大量に買ってしまうことがあります。

 冷蔵庫にある同じものをまた買ってしまうこともあります。そして、それに本人は気がつきません。本人が自分で気がついているときは、あまり問題はありません。