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   メニエール病の診断

 めまい=メニエール病とはかぎりません。メニエール病には診断基準があり、この基準にあてはまる場合だけがメニエール病と診断されます。

 メニエール病の特徴は2つあります。1つはめまいと一緒に、耳鳴りや難聴などの「聞こえの障害」を必ず伴うということです。耳鳴りでは、「ジー」とか「ゴー」、「ザー」という音が聞こえ、また難聴では特に低い声が聞こえにくくなります。また難聴が進むと日常会話にも不自由することになります。
 ですから、メニエール病で特に注意しなければならないのは、めまいよりも難聴です。ただ、突然めまいが起こって立っていられなかったり、思うようにあるけなかったりすると、たいていの人は気が動転して耳鳴りや難聴のことを覚えていないのがふつうです。

 もう1つは、メニエール病ではこういった症状が1回だけでなく何回も繰り返し起こるのが特徴です。ですから、激しいめまいや発作が1回おこったからといってすぐにメニエール病とは診断できません。
 メニエール病で起こるめまいの頻度もさまざまで、年に数回という人もいますし、一ヶ月に何回もおこるという人もいます。1回のめまい、発作は2030分からせいぜい2時間程度で治まり、何日もめまいが続くということはありません。
 もし何日もめまいが続くようなら別な病気が疑われます。また、激しい頭痛がしたり、意識がなくなったり、手足がしびれるなどの神経症状が出たりといったことはメニエール病ではおこりません。こうした場合はメニエール病ではなく、脳梗塞や脳血栓、あるいは脳腫瘍などの疑いがあります。




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