メニエール病の原因は現在のところ不明ですが、その要因は内耳にできる「内リンパ水腫」であることがわかっています。内耳にリンパ水腫が出来てしまうことによって、神経が圧迫されるため、感覚細胞に異常をきたして難聴や回転性のめまい、吐き気などが引き起こされると考えられています。
しかし、「なぜこのような症状が起きてしまうのか」ということについては、現在のところはっきりとわかっていません。
メニエール病は、年齢的には30〜50歳代の男性に多いという傾向があります。この年代の人はストレス、疲労の度合いも高く、無理をしがちな年代といえ、精神的に追い詰められた人や、長期間に渡って大きなプレッシャーを感じていた人がメニエール病を発症しているケースが多いことから、精神的なストレスがメニエール病の大きな要因として挙げられます。
また、メニエール病にかかる人の性質を「メニエール気質」といわれることもあるように、神経質な人、貴重面な人、まじめな人、完璧主義の人などに多くおこる傾向があります。なお、遺伝による原因はほとんどないようです。
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