過呼吸症候群(過換気症候群)についてわかりやすく紹介しています。


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過呼吸症候群(過換気症候群)とは
 
  過呼吸症候群とは精神的なショックや不安感に襲われたとき、呼吸が速くなり、呼吸困難などの症状があらわれるものです。この過呼吸症候群の原因は、二酸化炭素が足りなくなることによります。

 そのメカニズムは、呼吸により、肺に入った酸素は、血液中のヘモグロビンによって、体のすみずみまで運ばれます。体の各部にたどりついたヘモグロビンは、運んできた酸素を放出し、その廃棄物として二酸化炭素を集めます。二酸化炭素は血液に乗って肺まで運ばれ、息を吐くときに体の外へ排出されます。


 ヘモグロビンが体の隅々に酸素を放出する際にカギをにぎるのが二酸化炭素です。ヘモグロビンは二酸化炭素と出会ってはじめて、酸素を放出できます。二酸化炭素なしでは細胞に酸素を送ることができません。


 過呼吸とは、息を吸いすぎるとともに吐き出しすぎる状態なので、血液中の二酸化炭素が少なくなります。そうするとヘモグロビンが酸素を切り離さず、細胞に酸素が提供されなくなってしまいます。


 過呼吸で苦しくなると酸素がたりないと感じますが、これは二酸化炭素が足りないことにほかなりません。


 過呼吸の発作は、たいてい30分から1時間ほどの間に症状は自然とおさまっていくことがほとんどです。発作は辛いものですが、過呼吸で死に至ることはありません。

 
 




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