過呼吸症候群(過換気症候群)についてわかりやすく紹介しています。


 TOP

 
 
過呼吸の対処法
 
 過呼吸になると「息ができない」、「酸素が吸えない」と口に出しますが、これが体内に酸素が入りすぎているからです。酸素が入りすぎ、二酸化炭素が少なくなっていることで、さまざまな身体症状が起こってきます。


 ですので、過呼吸が起きたときの対処のポイントは、酸素をそれ以上摂取しないようにすることです。「苦しい」と感じていても呼吸をたくさんしてはいけません。周囲の人はリラックスするからと、つい深呼吸をすすめがちですが、酸素をたくさん吸ってしまうので逆効果です。


 けいれんを起こしているのを見るとこのままどうにかなってしまうのでは、と怖くなりますが、そのけいれんが起こることで発作は治まります。体が自らの防衛反応として筋肉にストレスをかけることでエネルギーを消費させているので、そのまま時間がたてば収まります。

 過呼吸でけいれんが起きたら大切なことは本人が安静にして落ち着くのが一番です。


 以前は、過呼吸状態になったときには、紙袋を用意して、口と鼻に袋を当て、自分の吐いた息を吸うペーパーバッグ法が勧められていましたが、現在では、窒息死する可能性があるなどの理由で、勧められていません。

 大切なことは安静にして安心させることです。また、呼吸コントロールも効果的な方法ですので、何度か過呼吸が起きた人は練習しておくといいでしょう。

 
 




サイトについてリンク1リンク2リンク3リンク4サイトマップ