以前は、過呼吸状態になったときには、紙袋を用意して、口と鼻に袋を当て、自分の吐いた息を吸うペーパーバッグ法が勧められていましたが、現在では、窒息死する可能性があるなどの理由で、勧められていません。
大切なことは安静にして安心させることです。また、呼吸コントロールも効果的な方法ですので、何度か過呼吸が起きた人は練習しておくといいでしょう。
壁によりかかるなど、安静な姿勢をとる
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10秒息を止める。(心を落ちるかせる)
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3秒間、息を吐いて、3秒間息をすうことを10回、1分間繰り返す
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再び10秒息を止める
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そして再び、3秒間、息を吐いて、3秒間息をすうことを10回、1分間繰り返す
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発作が消失するまで呼吸法を続ける
とっさのときにこんな複雑なことはできないと思われるかもしれませんが、ふだんから練習しておけば、過呼吸を抑えるのにとても効果がある呼吸法です。
私たちは、息が苦しくなったときは、よく深呼吸をしなさいといいます。確かにそれは効果的なことが多いのですが、こと過呼吸においては逆効果です。深呼吸をすると酸素をたくさん吸ってよけいに苦しくなってしまいます。
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