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鼻の病気と症状

鼻の病気と症状

心因性鼻づまり

 鼻炎はアレルギー性のものがほとんどですが、非アレルギー性のものがあります。この典型的なものが「心因性鼻閉」です。花粉やハウスダストのような物理的な因子ではなく、心理的なストレスを原因として鼻づまりなどがおこる症状をさします。

 心因性の鼻閉の場合、実際には鼻は通っているのに、鼻がつまっているように思えたり、極端な例になると呼吸困難を感じることもあります。精神医学では古くから、心理的なストレスがアレルギーの引きがねになることも知られています。

 例えば、バラの花の花粉で喘息の発作のおこる人が、造花のバラを見ただけで発作が起こるといったようなことがあります。
心因性の症状に対する治療で大切なのが、自律神経の働きを整えるという方法です。心理的ストレスに長くさらされると自律神経のバランスが乱され免疫力の低下を招くことがわかっています。自律神経を鍛えて免疫力を回復するには運動、食事、睡眠などの正しい生活リズムを刻むことが基本です。