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鼻の病気と症状

鼻の病気と症状

鼻中隔弯曲症

 鼻中隔とは、鼻腔を左右に分けている壁のことです。鼻中隔は1枚の骨ではなく、2枚の骨と1枚の軟骨が組み合わさってできています。子どもの頃は鼻中隔が曲がっている人は少ないのですが、大人は多少なりとも弯曲しています。というのは、この3枚の骨と軟骨の成長する速度が微妙に違うためです。しかしこの程度が小さければ問題はありませんが、弯曲の程度が大きい場合に、さまざまな合併症が起こることがあります。最も多いのが鼻づまりです。鼻中隔が凸型に飛び出したほうの鼻腔は、空気の通りが悪くなるからです。また細菌が増殖しやすくなっているために慢性副鼻腔炎などになることもあります。

 鼻中隔弯曲症の治療は、薬物による治療を行うこともありますが、これはあくまでも一時的な対処にしかなりません。根本的に治すには手術が必要になります。