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鼻の病気と症状

鼻の病気と症状

鼻づまり

  かぜをひいて急性鼻炎を起こしたときなど、鼻がつまって苦しい思いをした経験はだれもがもっていると思います。鼻づまりは、鼻のなかを空気が通りにくくなった状態です。急性鼻炎で起こるだけでなく、慢性鼻炎やアレルギー性鼻炎でも起きてきます。鼻のなかにはヒダがありそのヒダのあいだが空気の通り道になっています。吸い込んだ空気を温め、湿り気を与えるために、鼻の粘膜は網目状に血管を多量に含んでいます。そのヒダが空気の通り道をふさいでしまったり、鼻汁が溜まって、空気が通りにくくなったのが鼻づまりです。一般的に、アレルギー性鼻炎や慢性副鼻腔炎(蓄膿症)の場合は鼻づまりが強く、口で呼吸をしなければならないほどの症状がひどい人もいます。

 鼻づまりが長引くと、いびきや臭覚障害、慢性副鼻腔炎を引き起こすことがあります。また、子どもは大人に比べて鼻が小さいため、もともと鼻孔が小さいという特徴もあります。そのため、鼻炎や慢性副鼻腔炎による鼻づまりが、大人よりも強くでてしまうケースが多いようです。口で息をしなければならないほど重度な鼻づまりになると、食欲の減退、疲れやすい、集中力の低下、かぜを引きやすいといった症状も出てきます。たかが鼻づまりとあなどってはいけません。最近では、鼻づまりがひどいと、睡眠時無呼吸症候群になるケースもあります。