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鼻の病気と症状

鼻の病気と症状

鼻茸(はなたけ)

 鼻茸とは、鼻腔の粘膜にできるキノコ状のポリープのことで鼻ポリープとも呼ばれています。一つだけのこともありますし、いくつもできることもあります。アレルギー性鼻炎の人や、慢性副鼻腔炎の人によくみられる症状です。また、アスピリンを服用すると発作が起きる「アスピリン喘息」の人にも多くみられます。そのため、アレルギーや慢性的な炎症によって、粘膜が刺激され続けると、鼻茸ができるのではないかと考えられています。

 鼻茸ができると、通常の鼻づまりがいっそう強くなります。そして声が鼻声になり、鼻茸ができる場所によっては、臭いがよくわからなくなることもあります。また、子どもの場合は大きくなると、のどをふさいで、呼吸困難を引き起こすこともあります。

 鼻茸自体は良性のポリープなので、生命にかかわることはありませんが、悪性腫瘍のなかには、鼻茸とよく似たものがありますので、詳しい検査が必要です。