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 チックをする子にはわけがある―トゥレット症候群の正しい理解と対応のために (子育てと健康シリーズ)
チック症(トゥレット症候群)の治し方
 
 
トゥレット症候群とは
 
 トゥレット症候群とは、運動チックおよび音声チックの両方が多様にあらわれ、それが1年以上続くチック症のことです。

 運動チック(まばたき、目を動かす、顔をしかめる。首を振る、肩をすくめる、顔の表情を変える、飛び跳ねる、人や物にさわる)と音声チック(咳払い、「あ」「ん」などの発声、語句のくり返し、卑猥なことばを言う。)の両方が多様にあらわれ、それが1年以上続くと「トゥレット症候群」と呼ばれます。

 トゥレット症候群は一人ひとりでその状態が大きく異なります。それはチック症の重症度にも関係しますが、主たる問題がチック症状だけなのか、それ以外の併発症があるかも大きく影響します。

 トゥレット症候群の人の中には、チック症状よりも併発症の方が生活の支障となっていることがしばしばあります。トゥレット症候群は脳内の神経伝達物質の異常とみられますが、詳しい原因は分かっていません。
 


大人のチック症(トゥレット症候群)
 
  大人のチック症という病名が別にあるわけではありません。大人になってからチック症が現れるということは、ほとんどないと言われています。

 実際は子供のころに一度発症したものが続いていると考えるのが一般的のようです。子どもの頃のチック症が非常に軽度で短期間だった場合など、大人になってからの再発と気づかないこともあります。また、子どもの頃に治ったチック症が大人になってから再び出て来るケースがあります。

 幼児期に発症したチック症が、慢性化し大人になっても治らなかったと言うケースは「トゥレット症候群」と呼ばれるものです。

 大人のチック症はその症状が軽症の場合が多いようですが、その人の癖としてみられる場合や、自分でも気づかないようなわずかな動きが症状となっているもあるようです。

 しかし、症状によっては、相手に不快感を与えることもあり、チック症であるという自覚を持たずに放っておくと人間関係や社会生活に影響を与えることもあります。

 大人のチック症状は原因を特定することがむずかしく、治すのが困難といわれています。症状と上手に付き合っていく方法も模索しなければなりません。