依存性パーソナリティ障害の特徴は、自分で何も決められず、他人の助言なしでは、何も出来ないような人をいいます。非難されたり、意見を否定されたりするとすぐに傷つきます。相手が間違っていると思っても拒絶されることを恐れて何も言えず、その意見に従ってしまいます。
そして、自分に自信がなく、力を持った人間に頼らないと「生きていけない」と思い込んでいるところです。自信に欠け、自分のことを自分でする能力について強い不安を感じています。自分には決められない、何をしたらよいかわからない、どうしたらよいかわからないといった弱音を吐くこともしばしばあります。
また、孤独を恐れて誰かに一緒にいてもらいたいう願望を強く持っていることが多いようです。自分ひとりでは何もすることができず、誰かにもたれかかっていないと不安で仕方がないのです。この障害が回避性、統合失調症、演技性、自己愛性などと合併して複雑な症状を生みます。うつ病や統合失調症とも合併するといわれています。アメリカでは女性のほうが多いと報告されていますが、日本ではやや男性のほうが多いようです。
このような行動を取る一因として、ほかの人には自分よりも能力があると信じていることが挙げられます。そして相手や周囲に合わせる事が、自分の気持ちだと勘違いしています。長く病気をわずらっている成人が依存性人格になることがあります。
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