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子猫・老猫
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猫の病気〜症状から調べる
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じっとうずくまる |
健康な若い猫でも、1日の3分の2は寝て過ごします。老猫になるほど、うずくまっていることも多くなります。ただし、抱こうとするといやがったり、いつもは好きなことに見向きもしない場合は、病気の可能性があります。
猫は1日の3分の2は寝て過ごします。10歳以上の老猫になると1日20時間以上うとうととしているのがふつうです。
しかし、「呼んでも返事をしない」、「なででやっても気持ちよさそうなしぐさをしない」、「物かげにかくれてうずくまっている」など、様子がいつもと違うようなら、体に異変がおきている可能性があります。
そんなときは「食欲があるか」、「ひんぱんに吐く」、「さわると痛がる」など、ほかの面でも猫に異常がないかどうかを観察します。心当たりがある場合は病気になっている可能性があります。
また、猫は寒さに弱い動物ですので、気温が低い場所にいたり、体温が下がると、じっとうずくまる傾向にあります。そのようなときには室温を上げて、しばらく様子をみるようにするとよいでしょう。 |
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関連する症状 |
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熱がある |
薄暗いところでうずくまっていたり、ハアハアと呼吸があらかったりしたら、熱がある可能性があります。熱は多くの病気に共通してみられる症状です。サインを見逃さないことが病気の早期発見につながります。
体温が上がると、薄暗く冷たい地面の上におなかをつけるようにしてうずくまります。また、体内から水分がうばわれるために、ふだんよりもおしっこが少なくなります。
様子がおかしいと感じたら、抱き上げて。足のつけ根に手をあててみてください。ふだんよりも熱く感じたら熱があるおそれがありますので、体温をはかってみましょう。
なんとなく元気がなく、食欲もない場合は、猫のひたいや足のつけ根などをさわってみてください。いつもより熱いなと感じたら熱があります。
体温計(人間用のものでもかまいません)の先にラップをまき、肛門に差し入れます。もし体温計にうんちがたくさんついたら、正確な体温がはかれませんので、うんちをふきとってからはかります。
猫の平熱は38度から39度です。39度より少し高ければ微熱、40度以上であれば高熱とみなします。熱がでるときには重い病気であること場合が多く、すぐに病院につれていく必要があります。
熱が出る原因としては、猫かぜや、細菌感染、寄生虫感染などが考えられます。熱が出るのは何らかの病気が引き起こしているのですから、たとえ熱が下がったとしても、念のため医師の診察をうけることが大切です。
<猫の体温をはかるには>
猫の体温は直腸ではかります。しっぽのつけ根を引き上げるようにして持ち、肛門がよく見えるようにします。体温計を2〜3センチくらい差し入れたら片手でおさえておきます。入れにくいときは体温計の先にベビーオイルなどをつけてゆっくりと入れます。
体温計は動物用のものも販売されていますが、人間用のものをつかってもかまいません。
<猫の呼吸数と脈拍数>
呼吸数は猫が横たわっているときに、呼吸で体が上下する回数を数えます。おなかの動きを見ているとわかりやすいでしょう。猫の通常の呼吸数は1分間に20〜30回です。
また脈拍数は、足のつけ根に太い血管が通っていますので、血管に対して垂直になるように手をあてて、指3本の腹で軽くおしてはかります。猫の通常の脈拍数は1分間に100〜130回です。 |
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