ハアハアあえぐような呼吸をしていたら要注意です。ひどくなるとせきこみ、おなかが上下するようになります。呼吸があらいときは急いで動物病院につれていく必要があります。
連れていくまでには、すずしい場所に移動し安静にします。けっしてむりに横にさせようとしないでください。病院につれて行くときには、大きめの箱にいれて、体を安定させていきます。
<胸よりもおなかがふくらんでいたら危険>
呼吸が苦しいときは、前足を広げて胸をはったり、立ちながら首をのばしたりした体勢で、口をあけ、ハアハアと荒い呼吸をします。
胸が圧迫されるため、横になろうとしません。また、呼吸困難がひどくなると、おなかで呼吸をしようとするので、おなかが胸よりふくらみます。
猫の体は、少しぐらいの酸素不足には耐えられるしくみになっています。運動の後や、気温が高いときには舌を出してハアハアと息をしますが、ふだんの呼吸は静かです。
運動をしておらず、それほど気温も高くないのに呼吸があらいときには、肺などの呼吸器の機能がかなり弱っていることが考えられます。
特に、口を開けて苦しそうに呼吸をしていたり、胸をまったくつかわず、おなかだけで呼吸をしていたら要注意です。一刻も早く動物病院に連れて行ってください。手遅れになると呼吸が止まり、死にいたることがあります。
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