春の終わりや秋口など、季節の変わり目には、毛が大量に抜けますが、しかし、部分的にごっそりと抜けて地肌が見えてしまったり、炎症をおこしていたら病気が考えられます。
季節の変わり目に猫の毛は生え変わりますが、あまり抜けがはげしかったり、ある部分だけぬけているような場合は、何らかの病気にかかっていると考えられます。
もっとも可能性が高いのは皮膚炎です。皮膚炎にもいろいろな種類がありますので、初期の段階で病院につれて行くようにしましょう。
円形に脱毛
円形に脱毛している場合は、白癬(はくせん)というカビに感染したためにおこる皮膚炎です。毛が円形に抜けて、そこが赤くなったり、吹き出物ができたり、フケがでたりします。
耳やひたい、首が脱毛
特定の食べ物が原因で、皮膚が赤くなり、脱毛したり、ブツブツのできものができたりまします。全身をかゆがり、なめたりかじったりするため、足のとどきやすい部分が脱毛します。
顔や耳のふちが脱毛
耳に寄生するヒゼンダニというダニが原因でおこります。かゆがって、耳の周辺を足でかきむしるため、顔や耳のふちが傷つき脱毛します。
足や背中が脱毛
環境の変化などストレスが原因で、体をなめたり、かんだりするようになるために毛が抜けます。足や背中などなめられる範囲が脱毛します。
背中、内股、首すじの脱毛
ノミが寄生したことでおこるノミアレルギー性皮膚炎です。しっぽの付け根から背中にかけて、また内股、首筋に抜け毛ができます。
あごの下が脱毛
あごの下の毛が抜けて、赤い発疹がでます。脂肪のかたまりができたためにおこります。
左右対象に脱毛
去勢、避妊手術や薬の副作用など、ホルモンバランスがくずれたためにおこります。体の両側の毛がおなじように抜けます。
あちこちが脱毛
強いかゆみがあり、全身のあちこちの毛が抜けます。これは肉芽腫(にくげしゅ)という病気です。おなかやもものやわらかい皮膚がただれます。
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