猫がごはんを食べなかったり、残したりしていたら、それが好き嫌いによるものなのか、もしくは他の原因によるものなのかを見極めなければなりません。
いつもどおりのごはんを与えているのに近寄ってこなかったり、少し食べてすぐその場からはなれてしまったら食欲がないサインです。慢性的な病気にかかっていると、ごはんを食べない日が続き、やせ細ってきます。
生後1〜2ヶ月の赤ちゃん猫は8時間、1歳未満の子猫は半日、大人の猫は14時間以上、食欲がない状態が続くようであれば、体調になんらかの異変がおきていると考えられます。食欲がないこと以外に、おう吐や発熱、下痢や血尿などの症状もあらわれていないか確認しましょう。
ごはんをたべずに水ばかり飲んだり、逆に水を飲まないままでいるのは危険のサインです。こういった状態になったら胃炎や寄生虫などの病気が考えられます。すぐに病院にいきましょう。
猫はデリケートな動物です。とくに引越しなどで環境がはげしく変わると、一時的に食欲が減ることがあります。また、出産後や発情中の猫も食欲がなくなります。
<猫の食事>
猫の食事の好き嫌いは、犬以上にはげしいものです。しかし、猫の好むものばかり与えていては栄養がかたよってしまいます。市販の総合栄養フードの中からバランスのとれたものを選び、粘り強く与え続けることが大切です。
また、だらだら食いも肥満のもとです。食事の時間を決めて、食べる食べないにかかわらず、一定の時間が過ぎたら食事を片付けるようにしましょう。
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