依存症の特徴と治療

依存症の特徴と治療

依存症とは

 依存症の治療は、普通の病気の治療のように、薬を飲んだり、手術をして治療をするという方法は一切効果がありません。心の病ですので治療は自分との戦いになります。依存症は基本的に完治したという表現はあまりつかいません。なぜならば依存症は非常に再発しやすいからです。
 依存症の治療は、カウンセリングを受けるところから始まります。カウンセリングでは、自分の内面を専門家に話しながら、見つめなおしていく作業を行ないます。自分が依存症であるということを認識できるように促していきます。治療はカウンセリングと同時に自助グループなどに参加したりして進めていくようにすることが最も効果的のようです。基本的には本人が治したいという強い気持ちがなければ、効果的に治療が進まなくなるため、その気持ちを引き出すことが重要になります。
 依存症の治療では離脱という禁断症状が出ますので、普通の状態に戻るには時間と努力が必要になります。しかし、それを乗り越えない限りは依存症を克服することはできません。