耳鳴りがある人といっても、ほとんど無視できて気にせずに生活している人から、気になって仕事も手につかない人まで、実にさまざまです。治療は耳鳴りが苦痛になる程度、つまりその重症度によって異なってきます。重症度の分類にもいろいろありますが、およそ次の4段階に分かれています。 第1度・・・無視できる程度の耳鳴り 第2度・・・静かな環境にいたり、ストレスや精神的負担が加わった場合にのみ耳鳴りがわずらわしく感じられる この段階で治療は、まず耳鳴りについてきちんと説明することが大切で、耳鳴りが増強したときには、必要に応じて、抗不安薬などの薬が投与されます 第3度・・・耳鳴りが一日中わずらわしく、苦痛に感じ、不安もある 第4度・・・耳鳴りのために仕事ができない状態が続いている。不眠もある。 この段階の治療は、臨床心理士による心理療法に加えて、抗不安薬や抗うつ薬が投与されます。併せて、緊張緩和訓練や耳鳴りから注意をそらすための訓練や認知療法を行うこともあります。 |
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