「耳鳴りは一生治らない」といわれています。しかし、耳鳴りを消失できなくても、耳鳴りがあっても、生活上なんら問題がないようにコントロールすることは可能になっています。 耳鳴りの大部分は自覚している聴覚障害によって起こるものと考えられています。したがって、その障害が完治しないかぎり耳鳴りも消失しにくいと考えられています。しかし、耳鳴りの原因はすべて解明されているわけではなく、また複数の原因によって起こっている場合もあり、障害自体が治癒しなくても神経や細胞を再生させることで、耳鳴りを改善し、消失させることができる可能性もあります。 耳鳴りの場合はその消失の目標を、耳鳴りがあっても生活上問題がないようにすること、例えば睡眠がよくとれるようにすることなどです。生活上問題がないというのは、仕事をしているとき、あるいは何かに熱中していれば忘れていられるレベルまで持っていくということです。 生活上支障をきたしていた耳鳴りをコントロールできたのであれば、それは「治った」といってもいいかもしれません。このコントロールには専門医の指導が不可欠です。 |
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