ADHD(注意欠陥/多動性障害)について説明しています。

衝動買いが止まらない

診察を受ける子ども

衝動的な行動が多く、計画性がないため、買い物に出かけると自分が欲しいと思ったものを次々と衝動買いしてしまうことがあります。

 

出かける前に、目的を決めていったとしても、目の前に好みのものを見つけると、必要がどうかを考えずに買ってしまいます。このような状態は躁うつ病でも現れやすいのですが、ADHDでは一回ごとの金額は多くなくても計画性がないために、結局経済的にいきづまることも少なくありません。

 

また、ギャンブルにはまってしまう人もいますが、それは片付けが苦手なことや忘れ物をすることよりも深刻な問題です。衝動買いをするときは気持ちが大きくなって衝動的に行動するのですが、あとで冷静になると、後悔して落ち込むことになります。

 

自分でも衝動買いはよくないと分かっていても、つい好みの物を買ってしまいます。持ち歩くお金を減らしても、クレジットカードを使ってしまうような、先のことを考えられないという特性のためです。
一つにしぼろうと思ってもできず、必要なものを差し置いてまで、衝動的に買ってしまいます。

 

 

 

 

片付けかたがわからない
部屋はいつも散らかりっぱなしで、使ったものを収納したり衣類を整理整頓したりするのが苦手な人がいます。こうした片付けができない人はADHD(注意欠陥/多動性障害)の可能性があります。

忘れ物が多い
忘れ物は不注意からくるADHDの特性のひとつです。前もって準備していても、わかっていても忘れてしまうので、自分でも落ち込むことが多くあります。

しまっておいたはずが見つからない
ほかのことに注意がまぎれて、片付けることまで注意がいかないため、必要な物が置きっぱなしの物の下にいってしまい、探しても見つからないことがあります。

優先順位をつけることが苦手
ADHDの人は、自分が置かれている状況を的確に判断することが苦手です。与えられたことに対して、優先順位をつけてこなしていくことができません。

効率よくできない
ADHDの人は注意の持続力が足りない傾向にあり、毎日の決まった家事などの仕事がうまくできていない人が多いようです。

仕事の期日が守れない
スケジュールを守ることができず、約束の日までに仕事が終わらなかったり、完璧に仕上げられなかったりします。

事務処理が苦手
ADHDの人は事務処理が苦手です。また、大事なことを忘れないように、何度もチェックしても忘れてしまうのは不注意の特性が原因です。

初歩的なミスが多い
社会にでたとき、単純作業や日常の業務がこなせない人がいます。ADHDの人は、目先のことに気をとられがちです。単純作業やくり返しの作業の途中に飽きてしまって、ミスをしてしまうことがあります。

思ったことをすぐ言ってしまう
思ったことをすぐに口に出してしまう傾向があるので、周囲の人から見ると、よく考えないで発言していると感じられ、理解してもらえないこともあります。

しょっちゅう遅刻する
出発前には余裕があったはずなのに、ギリギリになってから準備を始めるため、いつも遅刻をします。まわりの人からは時間にルーズだと思われ、ひんしゅくを買ってしまいます。

衝動買いが止まらない
衝動的な行動が多く、計画性がないため、買い物に出かけると自分が欲しいと思ったものを次々と衝動買いしてしまうことがあります。