ADHD(注意欠陥/多動性障害)について説明しています。

思ったことをすぐ言ってしまう

診察を受ける子ども

思ったことをすぐに口に出してしまう傾向があるので、発言の内容やタイミングには注意が必要です。周囲の人から見ると、よく考えないで発言していると感じられ、理解してもらえないこともあります。

 

会議などでは、上司が発言中でもそれをさえぎって意見をいったり、おしゃべりをはじめてしまったりします。その場の状況を考えるより、いいたいという衝動が強いため、つい、言い方がきつくなったり、発言者を質問攻めしたり、意見を聞こうとしなかったりするので、ひとりよがりと言われたりします。

 

自分では「思いついたことを忘れないうちに言おう」と思っただけなのに、タイミングが悪かったり、まわりの人のことを考えずに勝手なことをいってしまったりします。

 

 

 

 

片付けかたがわからない
部屋はいつも散らかりっぱなしで、使ったものを収納したり衣類を整理整頓したりするのが苦手な人がいます。こうした片付けができない人はADHD(注意欠陥/多動性障害)の可能性があります。

忘れ物が多い
忘れ物は不注意からくるADHDの特性のひとつです。前もって準備していても、わかっていても忘れてしまうので、自分でも落ち込むことが多くあります。

しまっておいたはずが見つからない
ほかのことに注意がまぎれて、片付けることまで注意がいかないため、必要な物が置きっぱなしの物の下にいってしまい、探しても見つからないことがあります。

優先順位をつけることが苦手
ADHDの人は、自分が置かれている状況を的確に判断することが苦手です。与えられたことに対して、優先順位をつけてこなしていくことができません。

効率よくできない
ADHDの人は注意の持続力が足りない傾向にあり、毎日の決まった家事などの仕事がうまくできていない人が多いようです。

仕事の期日が守れない
スケジュールを守ることができず、約束の日までに仕事が終わらなかったり、完璧に仕上げられなかったりします。

事務処理が苦手
ADHDの人は事務処理が苦手です。また、大事なことを忘れないように、何度もチェックしても忘れてしまうのは不注意の特性が原因です。

初歩的なミスが多い
社会にでたとき、単純作業や日常の業務がこなせない人がいます。ADHDの人は、目先のことに気をとられがちです。単純作業やくり返しの作業の途中に飽きてしまって、ミスをしてしまうことがあります。

思ったことをすぐ言ってしまう
思ったことをすぐに口に出してしまう傾向があるので、周囲の人から見ると、よく考えないで発言していると感じられ、理解してもらえないこともあります。

しょっちゅう遅刻する
出発前には余裕があったはずなのに、ギリギリになってから準備を始めるため、いつも遅刻をします。まわりの人からは時間にルーズだと思われ、ひんしゅくを買ってしまいます。

衝動買いが止まらない
衝動的な行動が多く、計画性がないため、買い物に出かけると自分が欲しいと思ったものを次々と衝動買いしてしまうことがあります。