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胸やけスッキリ解消

  胸やけスッキリ解消

胸やけ(逆流性食道炎)とは
 
 私たちは毎日食事をしていますが、その食事の中には有害な細菌が混じって入ることもあります。


 そのため、食物と一緒に入った細菌をすぐに胃の中で殺すために、胃の中では胃酸が分泌され胃を守っています。

 胃酸の成分は塩酸で、ほとんどの細菌は胃酸によって死んでしまいます。また、胃酸の中にはペプシンというタンパク質を分解する酵素も混じっていて、塩酸と一緒に細菌を殺したり、食物を消化したりしています。

 胃の壁はゼリー状の膜でおおわれていますが、このゼリー状の膜は胃の中の細胞が塩酸やペプシンで殺されたり、消化されたりするのを防いでいます。そして、口と胃との間には食道といわれる長さが20cmで、太さが2cmほどの管があり、食べ物を口から胃へと運んでいきます。

 この食道には粘液はほとんどありませんので、塩酸やペプシンを含む胃酸が侵入してくると、食道の壁の表面の細胞が傷つけられたり、消化されてしまいます。

 このようなしくみの中で、胃と食道の間の境界部分は胃液の逆流を防ぐようになっているのですが、いろいろな原因でこのしくみがうまく働かなくなって胃液が食道内へ逆流して、食道内に傷をつくったり、さまざまな自覚症状を起こします。

 この自覚症状は、みぞおちの辺りが熱くなったり、ムカムカしたり、胸の痛みや、胸が焼けるように熱く感じるような症状で「胸やけ」とよばれています。