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胸やけスッキリ解消

  胸やけスッキリ解消

どうして胸やけになるの
 
 胸やけの原因は食事の内容と密接な関係にあります。特に一度に大量に食べたとき、脂肪を多く含む食事をしたとき、カレーやトウガラシなどのスパイスを含む食事をしたとき、アルコールを飲んだとき、濃い味の食品を飲んだり食べたりしたときには胸やけが起こりやすくなります。


一度に大量に食べたとき
 一度に大量に食べると胃壁が膨らんで大きくなります。そのため食道と胃の境界部のしまりがゆるんで、胃液が食道内に逆流しやすくなり胸やけ起こしやすくなります。また同時に大量の食品を一度に殺菌、消化するために大量の胃酸が分泌されます。このため胃酸の逆流が起こりやすく、胸やけがおこりやすくなります。

脂肪を多く含む食事をしたとき
 脂肪を含んだ食品を食べると、食道内に少量の胃酸が逆流しただけでも胸やけが出やすくなります。これは脂肪が食道の酸に対する感受性を高め、食道を敏感にしてしまうためです。そのため脂肪をたくさん含む食事は胃酸の逆流を増やすとともに、食道を胃酸に対して敏感にするため食後に胸やけが出やすくなります。

スパイスを含む食品を取ったとき
 スパイスの中にはカプサイシンという辛み成分が含まれていますが、このカプサイシンが食道の粘膜に接触すると食道の粘膜が刺激を受け、食道を敏感にしてしまいます。このためスパイスの多く含まれた食事をすると胸やけを感じやすくなります。

酸性の食品をとったときは
 酸性の食品も胸やけを起こしやすいことがわかっています。酢の物やコーラ、スタミナドリンク、果物のジュースなど酸性の高い飲み物を飲むと、胃酸と同じように、酸性飲料が食道粘膜敏感にしてしまい胸やけの症状が出やすくなります。

アルコール飲料を飲んだときは
 アルコール飲料や浸透圧飲料も食道粘膜に対する刺激性の高いことが知られています。特にワインを飲むと胸やけをおこしやすい人がたくさんいます。これはワインのアルコールや高浸透圧が関わっていると考えられます。

姿勢によって胸やけが起こる
 体を横にした状態や頭部を低くすると胃と食道が水平となり、胃の内容物が逆流しやすくなります。夜間に胸やけが起こりやすいのはこうした理由からです。
 同じように、胃よりも食道が下になり、逆流が起こりやすい状態として、例えば、前かがみになって草むしりをしたり、畑仕事をすると胸やけがおこりやすいという人も多くいます。また、前かがみの姿勢は、腹部を圧迫するので逆流を起こしやすくなります。