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胸やけスッキリ解消

  胸やけスッキリ解消

胸やけはこうして起きる
  
 胸やけのほとんどは食後に起こります。胸やけの症状の80%以上は、胃の中の酸性の胃液が食道内に逆流して、食道の壁を刺激したり、傷ついたりすることによって起こります。つまり、酸性の胃液が食道内に逆流するような時間に起こりやすいということになります。


 食事をすると食べ物の中に入ってしている細菌を殺すために胃酸(塩酸)が胃の中に分泌されてきます。また、食物中のタンパク質を強力に分解する消化酵素であるペプシンも分泌されてきます。

 これらの胃液は、食事として入ってきて胃の中にためられている食物と完全に混じりあっているわけではなく、胃の中にたまっている食物の食道に近い部分に、食物の上をおおうように胃液がたまっています。

 つまり、食後には、胃の中でも食道に一番ちかい部分に胃液がたくさんたまっていて、この胃液が食道内へ逆流しやすい状態となっています。

 このようなしくみの中で、胃と食道の間の境界部分は胃液の逆流を防ぐようになっているのですが、

 いろいろな原因でこのしくみがうまく働かなくなって胃液が食道内へ逆流して、食道内に傷をつくったり、さまざまな自覚症状を起こします。この自覚症状は、みぞおちの辺りが熱くなったり、ムカムカしたり、胸の痛みや、胸が焼けるように熱く感じるような症状で「胸やけ」とよばれています。