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大人のアトピー性皮膚炎の治療

ステロイド剤の塗り方

 ステロイド剤はワセリンなどのベースとなる基剤に副腎皮質ホルモンを加えて作られます。作用の強さは、加えられた副腎皮質ホルモンの強弱や濃度によってステロイド剤の強さに差がでます。したがって、患者の症状や年齢、湿疹のできている部位によって薬は使い分けられます。とくに顔や首、わきの下や陰部などは皮膚が薄くて吸収がよく、手足は皮膚が顔や首に比べて厚い分だけ吸収も悪いので、体の部位によって薬を使いわける必要があります。

 顔や首には基本的に弱いステロイド剤、ランクでいうと「ストロング」「マイルド」以上のものは使わないようにします。塗り方としては、必ず弱い薬を先に塗り、あとから強い薬を塗るようにします。強い薬を先に塗ると、塗った手に残っている強い薬が弱い薬を塗る部位にまでついてしまうことになります、うっかり強い薬から塗ってしまった場合には、しっかり手を洗い、薬を落としてから弱い部分を塗るようにします。また塗るときに力を入れてすりこんではいけません。力の入りにくい指の腹を使うとよいでしょう。

 量は多すぎても少なすぎてもいけません。塗る量が少なすぎると効果が得られないので、いつまでも塗りつづけなければならなくなります。塗り薬が処方されたら、どの薬をどこにどれくらい塗るのか、医師にしっかり聞いて確認しておきましょう。 


★アトピーの人の入浴剤は

★アトピーの人の石鹸は

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