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大人のアトピー性皮膚炎の治療

ステロイド剤の副作用

 副作用は医師の指示に従い、症状にあったランクのものを正しく使っていれば十分に防げます。ステロイド剤の副作用は、使ったからすぐに出るというものではありません。強いランクのものを最低2〜3週間使った場合に起こることがあります。とくに顔や首は皮膚が薄くて吸収がよいので注意が必要です。

 また、副作用が起こるとしても、全身的なものではなく、薬を使った部分の皮膚の免疫力の低下による症状が現れます。免疫力が低下するとその部分に細菌、カビ、ウイルスがついておできができやすくなります。その他、にきびができたり多毛になる、皮膚が萎縮する、毛細血管が拡張してほてったり出血しやすくなったりします。どのケースでも「これは今までの症状とちがう」と感じたら、すぐに適切な対応をすることで、副作用も短期間で治すことができます。

 副作用の中で注意したいのは「酒さ様(しゅさよう)皮膚炎」です。ステロイド剤の副作用でもっとも多いのがこの皮膚炎です。お酒を飲んでいる人の赤ら顔に似ているのでこういう名前がつけられました。ステロイド剤を塗るのをやめると湿疹がでて、そして塗れば治る、という繰り返しになりますのでステロイド剤をやめることができません。このことからステロイド剤は怖いといった人も多いようです。しかし、ステロイド剤は強弱のランクの適切なものを加減して、使うことをきちんと守っていれば必要以上に恐れることはありません。 


★アトピーの人の入浴剤は

★アトピーの人の石鹸は

★アトピーの人の下着は