オチンチンの包皮を手で下げると、少しでも亀頭がでるとか、出そうな気配があるものを「仮性包茎」といいます。
仮性包茎はお風呂などで下げているうちに出るようになるものもあります。子どもの多くはこの仮性包茎です。
どうも亀頭が出そうにないとか、出しにくい場合は、一度泌尿器科を受診しておいた方がいいでしょう。
出しにくい場合でも、尿器科に行って、薬を出してもらい、それを包皮の先の部分につけていると、包皮がやわらかくなり下げられるようになります。
薬で治すのは小学校5、6年くらいまでが限度です。
こうしておくと、思春期に男性ホルモンの働きでオチンチンが大きくなって皮から亀頭が出せるようになります。
仮性包茎は、お風呂で体を洗ってあげるついでにオチンチンも皮をさげて、中をシャワーで洗い流すといいでしょう。
ただし、無理に下げないようにしてください。とてもデリケートな部分ですので、あくまでもやさしく、ソフトに扱ってください。
思春期以降の仮性包茎
普段は包皮が亀頭を覆っていても、勃起をしたり、手でさげてやったりすれば亀頭を露出できる状態を仮性包茎といいます。
美術館などで男性の裸体の彫刻を見ると、古代のものはほとんど包茎です。ルネッサンス期の巨匠ミケランジェロの絵や彫刻の男性も皆そろって包茎です。
仮性包茎は亀頭と包皮の間に恥垢がたまり不潔になりがちです。
大人の仮性包茎は、いつも清潔にしていないと亀頭包皮炎などになることが多くなります。
思春期以降の仮性包茎を治すには手術が必要です。
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