ぜんそくの症状・原因・治療

息が喘(あえぐ)と書くぜんそく(喘息)は、のどがゼイゼイと鳴ったり、あるいはヒューヒューという呼吸音がでて咳や痰(たん)が出たりして呼吸が苦しくなる病気です。小児ぜんそく患者の約6〜7割は、12〜13歳頃までに治るといわれていますが、思春期にもち越したり、大人になって再発したりすることもあります。また40〜60歳代で初めて発症する人も少なくありません。 ぜんそくの症状・原因・治療

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ぜんそく(喘息)について
ぜんそく(喘息)とは 
息が喘(あえぐ)と書くぜんそくは、のどがゼイゼイ鳴ったり、咳や痰(たん)が出たりして呼吸が苦しくなる病気です。

ぜんそくの原因
気管支へのいろいろな刺激によって平滑筋が縮み、気管支は外側から締め付けられている状態になり、細くなってしまいます。これが発作の始まりです。

小児ぜんそくは治る? 
小児ぜんそくは、きちんと治療をしていけば、大人になってまで発作がのこるような人は、ごくわずかです。

ぜんそくの重症度 
ぜんそくは、一般的に「大発作」、「中発作」、「小発作」に分けられます。
ぜんそくの薬
小児ぜんそくの薬
小児科でと薬をもらうとその量の多さにびっくりする人が多いようです。こんなに必要なのでしょうか…。

気管支拡張薬 
発作で細くなった気管支を拡げる働きがありますから、ぜんそくにはきわめて有効です。

交感神経刺激薬 
交感神経刺激剤は、きわめて多くの人が使う薬です。安全性が比較的高くきわめて多種類あります。

抗アレルギー薬 
抗アレルギー薬は、吸入ステロイド薬を補佐するものとして使われます。

吸入性ステロイド薬 
吸入性ステロイド薬は予防薬としての効果は抜群です。吸入剤ですので、気管支に直接吹きかけます。

たん(痰)を切る薬 
「去痰薬」には錠剤のほか、シロップや粉グスリもあります、ぜんそくの子どもが発作のとき、使用をお勧めします。
ぜんそくの治療
ぜんそくの治療 
ぜんそくの治療は、薬物治療が中心となっています。薬には大きく分けて長期管理薬(コントローラー)と発作治療薬(リリーバー)の2種類があります。

ぜんそくの治療は「先手必勝」 
子どもの軽いぜんそく治療のポイントは、発作の対処にあります。発作の初期に適切な処置をした子どもは、結果的に発作の回数も減って治っていきます。

ぜんそく発作を抑えるには 
発作の間に気管支は炎症を起こし、炎症の結果として過敏性は悪化しますので、小さな発作でも薬を使ってていねいに止めていくことが非常に大切です。

ぜんそく発作のない日の治療 
ぜんそくの治療は「とりあえず発作を止める」という治療よりも、ぜんそくの状態を去年よりも今年、今年よりも来年と確実によい方向に導く治療が大切です。

ぜんそく発作が起こった時の対処 
ぜんそくの発作前には前兆がありますので、この前兆を確認したら、といあえずβ2刺激薬を1〜2パフ吸入し、静かにして様子をみます。

「ぜんそく日記」をつける 
ぜんそく日記には、症状の程度、使った薬、気になることなどをメモしておきます。そして診察時に医師にチェックをしてもらいます。

ピークフロー値を測定する 
ピークフロー値はぜんそくの状態を測定することができますので安心できます。ピークフローメーターはだれでも簡単に使える呼吸機能測定器です。

ぜんそくの本

「ぜんそく」について、その現状と病態、最新治療、予防のための日常生活の注意などを、カラーイラストでわかりやすく図解。   患者の会という患者の立場から著したぜんそくの本!ぜんそくに悩む人や家族へ、症状、薬、受診、原因、治療などについて。   ぜんそくを患いながら、長野オリンピックで金メダルを獲得した清水宏保。ぜんそくに勝つ100の新常識をここに紹介。