腰痛は、特に女性に多いとされている症状です。男性と比べた場合、女性は体の変化に伴い分泌されるホルモンの種類や量が異なります。生理、妊娠、出産、産前産後など女性は急激な体の変化から腰痛持ちになることが多いのです。
妊娠・出産で骨盤が緩んだところに、重い子供を抱っこしたり中腰姿勢が多かったりする子育てで腰に負担をかけ、それから休む間もなく今度は介護、そして更年期障害が訪れる。このような女性特有のライフサイクルも、腰痛を引き起こすきっかけとなっています。
それに加えて女性はハイヒールをはくことが多く、これが腰と脚に非常に負担をかけています。ハイヒールを履くとかかとが上がり、前傾姿勢になりますので無理をして上半身を起こすことになります。
また、閉経後には骨からカルシウムが出て骨がもろくなる骨粗鬆症になりやすいなど、こうしたことから女性にとって腰痛は身近な病気のひとつになっています。
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