ぎっくり腰や椎間板ヘルニアのような急性の腰痛に襲われた場合は、医療機関に無理に向かうよりも横になって安静を保つことのほうが良いでしょう、安静にするときは、エビのような格好で横向きに寝ます。仰向きの場合は脊椎が生理的彎曲を保つように座布団などをひざの下に入れたりして休んでください。激しく痛む場合は氷で冷やします。
これをアイシングといい、冷やすことで筋肉に生じた炎症反応を抑えます。また、神経の活動を低下させて痛みを緩和するなどの効果もあります。そして1、2ヶ月経過して痛みが軽くなってきたら、今度は蒸しタオルなどを用いて温めるとよいでしょう。温めることで筋肉の血流促進を図ります。
どうしても動かなければならないときは、コルセットが有効です。腹圧を高めることで腰の負担を軽くするので、多少は楽に動けるようになります。消炎鎮痛剤の服用や、湿布の使用なども症状を和らげるのに有効です。
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