ぎっくり腰はある時、突然起るというようなイメージがありますが、実は日常の筋肉疲労の蓄積によって起るものです。さまざまな無理な姿勢や代謝機能の低下、運動不足などが重なって筋肉疲労は蓄積されていきます。そして、疲労がもう限界を迎えたときに、ちょっとしたきっかけでもあるとギックリ腰になってしまうのです。つまり、ぎっくり腰は、単なる局所的な腰痛ではなく、日常の筋肉疲労が溜まってくると誰にでも簡単に起こりえることです。
それは、くしゃみをした時、掃除機をかけている時、髪を洗っている時など日常普通に生活している最中に、ぎっくり腰になってしまう人がいることからもわかります。これらは体中の筋肉、特に腰の周りの筋肉が緊張している状態にあるとき、痛みを伴いぎっくり腰になります。
筋肉疲労の蓄積の主な要因となるのは運動不足、肉体疲労、肥満体質などです。腰の筋肉の血行が悪くなっているような状態、長時間同じ姿勢で作業をしていたり、腰に負担が掛かってしまうような無理な姿勢を続けていると血行が悪くなり、ぎっくり腰が起りやすくなります。
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