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女性のうつ病

女性は男性に比べて約2倍以上うつ病が多いといわれています。それは月経、妊娠、出産、更年期といった女性特有のライフサイクルや、それに伴うホルモンバランスの変化が、うつ病の発症と密接に関係しているからだといわれます。うつ症状のようなつらい症状はホルモン分泌のバランスによって起こるのだということを理解することによって気持ちが楽になることもあります。 女性のうつ病

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女性(主婦)のストレス度

どんな出来事が、個人にどのくらいのストレスを与えるかということを調べた研究があります。結婚を50点として、それを基準にプラスしてストレス度を自己評価させたものです。 (夏目誠「産業衛生学会誌」より) 
配偶者の死(83) 夫婦の別居(70) 
離婚(75) 自分のけがや病気(69)
夫の会社の倒産(74)  親族の死(69)
子どもの家庭内暴力(73) 嫁、姑の葛藤(67)
夫の浮気(71) 夫のギャンブル(66)
 
 

ストレスをため込まないポイント

話して理解し合う習慣を身につける
人間関係を良好に保つことは、他人からストレスを受けないという意味でも、受けたストレスを解消するときの支えになってもらうという意味でも、すべての人に共通の必要事項です。他人と上手にコミュニケーションをするテクニックを身につけましょう。日本人は親しい人であれば「以心伝心」で気持ちが通じるはずだという思い込みです。逆に親しくない人には、角を立てないように「言いたいことも言わない」という接し方をしがちです。これでは他人とのコミュニケーションははかれません。言葉は人間だけが獲得できた、他人との交流をする高等な手段。考えていることや気持ちを言葉で相手に伝える努力をしましょう。

聞き上手になる
話して理解し合うためには、まず相手の話を聞くことがスタートです。聞き上手になりましょう。相手の話に相づちを打ち、繰り返していうと、相手の気持ちや話の内容を確認できます。

話し方のテクニックも必要
平易な言葉で話す、聞きやすく話す、おだやかな話し方をする、相手が理解しているかどうか確かめならが話すなど、それなりのテクニックも必要です。例えば、I(アイ)メッセージといって「私はこう思う」「私はこう感じる」という言い方をすると、相手を傷つけずに言いたいことが伝わります。 

人間関係の距離のとり方を上手に
人間関係には距離の違いがあります。最も親しいのが家族や恋人や親友、次いで配偶者の家族、その他の親戚、友人などです。距離の離れた関係といえば、仕事関係の人でしょう。この中で、最も親しい人との関係が良好であれば、ほかの人間関係でトラブルがあっても、心身の健康を保つことができるといわれています。親しい人と問題が生じたときは、その都度解消して親密さを回復しましょう。しかし、その以外の人とのつきあいはアバウトでいいのです。 

世代間の境界をはっきりさせる
親の問題に子どもは口を出さない。子どもの問題に親は過干渉にならない、など世代間の境界をある程度つけておくことが必要です。 

当事者で問題が解決できないときは外の助けを借りる
家族や親友間で生じた問題が長引きそうなときには、当事者だけでかかえ込まないようにしましょう。特に家庭内の問題は隠そうとすることでよけいにこじれてしまします。オープンな家庭ほど健康度が高いものです。 

物事の優先順位を考える
家事、育児、仕事など、すべてを完璧にこなすことはできません。今は何がいちばん大事であるかを考え、後回しにできることはあとでする、やらなくてもいいことは省くなど、合理的に対処するようにします。

時には問題から逃げる
いつもいつも正面から問題に向き合うのでは疲れます。問題から逃げて、休息をとることも考えます。趣味がストレスの解消法であれば、そこに逃げるのもいいでしょう。時間や距離をおくことで元気がでてきます。ストレスが長引かないように、じょうずにやり過ごすことができれば深刻な事態には陥らないでしょう。
 

女性のうつ病の本

仕事、結婚、子育て、介護。女性のライフサイクルの変化にあわせて、周囲の人がすべきこと、してはならないことなども紹介。   うつ病は、こころの風邪のようなもの。その症状へのとらわれをなくす事の大切さを説き、税所式うつ病対策の12の実践方法。   家事は、職場や仕事は、病院とのつきあいは、女性ならではの切実な経験からつむぎ出された「ことば」はきっと役に立つはず。