摂食障害、満腹感がなぜ分からない
過食症の人は、空腹だから過食するのではありません。何かの心の中に不安や怒りなどがあると、それを解消するためにものを食べる、つまり心理的な動機によって過食するのです。したがって、空腹感とは関係なく物を食べることができます。
この状態は、本人の脳の中で、生きていくための必要な生理的な部分より、心理的な部分のほうが優先されている状態と考えることができます。通常は、自分のからだを守るため、観念的な部分より生理的な部分が優先しています。
人間にかぎらずあらゆる動物は、からだが今何を要求しているか、拒否しているのは何かを知り、自分の命を守っています。
しかし、摂食障害の人は、からだが食べ物を欲しがっていても観念の部分が食べることを止めさせたり、もうおなかいっぱいだと信号を発しているのに、さらにものを食べてしまう状態だということができます。
つまり、からだの生理的欲求が観念によって押さえつけられている状態だということができます。
摂食傷害のいろいろな疑問 |
過食症は必ず治りますが、治るまでに、ある程度の時間が必要です。
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摂食障害にもなりやすいタイプとなりにくいタイプがあります。
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摂食障害の万引きの原因は、親にもっと注目されたいという気持ちの現れです。
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一般に摂食障害の人はお金に執着するようになります。
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嘔吐への対応は「気を紛らわす」「期間を決めて過食を我慢する」ことが重要です。
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摂食障害になると他人が何をどれくらい食べているかが、つねに気になるようになります。
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摂食障害は遺伝する病気ではありません。
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過食症の人は空腹だから過食するのではありません。心理的な動機によって過食します。
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摂食障害は一度摂食障害を経験したことで本人も成長しており、治ったあとに再発のことを心配する必要はありません。
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病気が軽快して社会復帰できる段階になってくると、自然に正常な生活ができるようになります。
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摂食障害は女性特有の病気と考えられていました。しかし、最近では、男性の人も少なくありません
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摂食傷害、治療の費用は?
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