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パニック障害の治療

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パニック障害の症状と治療 

パニック障害の治療

 パニック障害の治療は、治療法が完全に確立している状況ではありませんが、最近のデータによると治療後6〜10年では約30%が健康を取り戻しており、約40〜50%は症状が残っているものの改善しています。

 パニック障害の治療は、薬を飲むのと、カウンセリング、行動療法、認知行動療法などの精神療法からアプローチします。薬物治療も認知行動療法も、両者とも優れた治療法です。どちらか一方、または、両者を組み合わせて治療が行われます。

【薬物治療
 薬物療法では、向精神薬と呼ばれる薬物を用いて脳や神経に直接働きかけ、症状の改善をはかる療法です。パニック障害の原因は、現在のところ脳の青斑核(せいはんかく)の誤作動である、という説が有力です。つまり、非常事態でもないのに非常ボタンが押されてしまい、警報が鳴り響いている状態になっているわけです。誤作動の原因についてはまだよくわかっていませんが、薬は誤って非常ボタンが押されるのを防ぎます。また誤作動が起こらないようにします。

 パニック発作が起きたら、まず薬で神経の興奮を抑えて非常事態を沈めます。その後も薬の使用を続け鎮静状態を保つようにしていると少しの刺激では興奮しなくなるので発作も起こりにくくなります。

精神療法
 基本は薬物療法ですが、症状に応じて精神療法を併用することもあります。一般にはパニック発作が頻発する急性期には薬物療法で発作を抑え、慢性期には入り、広場恐怖を併発した場合には精神療法もあわせて行いますパニック障害の精神療法として広く用いられているのは「認知行動療法」と「自律訓練法」です
 
 

パニック障害の治療

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パニック障害の治療薬 家族の接し方

 
 




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